【文章を書く基礎】初心者が気をつけること5つ
こんにちは、モノ書きやってる「よしむね」です。
さて、今回は文章を書く上で基礎となることを以下の5つに絞って書こうと思います。
この記事では、
- 文章の書き方が分からない
- これからライターを目指す
- ライティングをイチから勉強したい
など、ライティング初心者へ向けた内容になってます。
言葉では説明できるけど文章にできない。
書き終えたけれど、すごく読みにくい。
書いてるうちにどんどん軸がズレてしまい、何が言いたいのか分からなくなる。
こんなことになってませんか?
言いたいことは頭にあるのに、なぜこんなに難しいのだろう・・と、考えこみ
気付けばフリーズしていることもあるでしょう。
小さいころから鉛筆を持ち、紙にたくさん字を書いてきました。
みんなそうなんです。でも「書けない」。
不思議ですよね。
文章を書く作業はとても奥深いことだとボクは思います。
しかし、基礎を意識して書くだけで驚くほど文章が変わるのです。
ボクが実際に意識している基礎を、できるだけカンタンに説明していこうと思ってますので、ぜひ最後までお付き合いください。
1.最初に決めること
文章を書くときに、一番大切なのは何でしょう?
起承転結の構成?流行の話題?それとも目立つタイトル?
どれも大切そうですが違います。
答えは、何を伝えたいのかを決めること。
つまり「結論を決めること」です。
では、それについて説明をしていきましょう。
ショートケーキが好きで買いに行くんだけど、そこのショートケーキは甘くて安くて美味しくて店員さんも愛想が良くて、でも行列で並ぶのが大変だからいつも朝一番に行ってます!
この文章を読んでどうでしょうか?
分からなくはないですが、何が言いたいのかハッキリしませんね。
なぜこのような状態になったのでしょう。
その理由はカンタンです。
自分は何を伝えたいのか。すなわち「結論」を書いてないからです。
自分が伝えたいのは、「ショートケーキが好き」ということ。
この結論がブレてしまうと文章はとたんに読みにくくなり、人に伝わるモノではなくなってしまいます。
ではどうすれば良いのでしょう。
◆イメージはBBQの串
「ショートケーキが好き」という串が食材の真ん中に突き刺さってるのを思い浮かべてください。
その串のおかげで食材は崩れずに、真っすぐ形を保っていますね。
これは文章でも同じことが言えます。
「ショートケーキが好き」という結論を中心に突き刺すことで、軸をしっかりすることができるのです。
そして、その串が刺しているのは、
- どこのケーキ屋さん?
- 価格は?
- 開店時間は?
- 店員さんの雰囲気は?
など、結論の周りに存在するさまざまな情報です。
軸を決めると話の芯が通り、ブレることなく話題も広がっていきます。
そして、熱中するあまり脱線しそうになっても、迷子にならず戻ってこれるという利点もあるのです。
ぜひ書き始める前には「自分は何を伝えたいのか」が書かれた串を、しっかり突き刺すことからやっていきましょう。
2.しょうがく1ねんせい
文章を書くには記事構成はPREPで行います。そしてKWのリサーチをしてしっかりSEO対策をしましょう!初心者はアドセンスを取得できるように記事を作り、affを意識する事も忘れずにすればOKです。以上!
さて、どうでしょうか?
もし冒頭にこのような内容が書かれていたなら、そっと本棚へ戻すかページを移動するでしょう。
仮に初心者でなくても読みにくさを感じてしまうと思います。
世の中には、たくさんの初心者へ向けた本やサイトがありますよね。
別にライティングに限らず、料理やスポーツなどを始めようとした人は、何かしらの方法で情報を得ようとするものです。
実は多くの人に読まれているモノには共通していることがあります。
それは「読みやすさ」です。
- 記事の内容がとても濃いが読みにくい
- 記事の内容は少し薄いが読みやすい
このような場合で考えると、どちらが多くの人に読まれるでしょうか?
そうですね。答えは圧倒的に後者の「読みやすい」記事になります。
では、どんな文章が「読みやすい」のでしょうか。
◆読み手は、しょうがく1ねんせい
その文章を読むのはどんな人なのでしょう。
大学生?教師?医者?主婦?・・・考え出すとキリがありませんね。
そうです、よほどの専門書でもないかぎり、誰が読むのかなんて分からないのです。
ならば「しょうがく1ねんせい」でも解る内容を書けばよいのです。
- 専門用語は使わない
- 明確に言い切る
- 1つの文に持たせる意味は1つ
これを意識するだけで、見違えるように読みやすくなります。
具体的に説明していきましょう。
専門用語は使わない
意味はそのままですね。
読み手は「しょうがく1ねんせい」なので、むずかしい言葉は理解できません。
いつも目の前には1ねんせいの姿をイメージして、意味わかるかな?と考えながら書いていけばカンタンな表現ができるでしょう。
明確に言い切る
あいまいな表現をすると、しょうがく1ねんせいには通じません。
「美味しいけど好きじゃない」と言っても、
おいしいの?きらいなの?どっちーー!?という話になるでしょう。
○○なのかも。という言い方も良くありません。
これは○○です。と、しっかり言い切ることで読み手は迷わず読んでいけます。
一文に持たせる意味は1つ
さきほどのショートケーキの話で考えてみましょう。
ショートケーキが好きで買いに行くんだけど、そこのショートケーキは甘くて安くて美味しくて店員さんも愛想が良くて、でも行列で並ぶのが大変だからいつも朝一番に行ってます!
とても読みにくい文ですね。
一文というのは、書き出しから「。」または「!」、「?」などで1つの文が終わるところまでを言います。
その一文の中に持たせる意味は1つにするという話です。
上の文章では、途切れることなく最後まで走っているので主張がゴチャゴチャになっていますよね。
分けて見ていくと、
- ショートケーキが好き
- 甘くて安くて美味しい
- 店員さんの愛想がいい
- 行列で並ぶのが大変
- 朝一番に買いに行ってる
このように5つも言いたいことが入ってました。
基本的には一文には1つの意味なので、直してみます。
わたしはショートケーキがすごく好きなんです!
駅前のお店のショートケーキは甘くて安くて美味しいんですよ。店員さんも愛想が良くて、つい通っちゃいますね。
でも人気があるからいつも行列になるんです。並ぶのが大変だから、私は朝一番に行ってます!
どうでしょうか。
主張、理由、具体的な情報を分けて書いたことで一文に意味が1つになりましたね。
話し言葉で書いていくと、知らないうちにダラダラと続けてしまいます。
決まりなどは無いですが、長くても一文あたり50文字くらいで切ると読みやすくなります。
自分で何度も読み返して上手く調節してみましょう。
3.オセロ
皆さんは、オセロゲームをやったことがありますか?
オセロが強いから良い文章が書けるという話ではないので、ご安心ください。
オセロで決着がついたときの盤面をイメージしてみてください。
ここで言いたいのは見た目の印象についてです。
ほぼ白で埋め尽くされた盤面は、明るい印象がありますね。
一方で、黒ばかりではどうでしょうか?暗く重厚感を感じられます。
これは文章でも全く同じことが言えるのです。
文字のバランス
ここでいうバランスとは「ひらがな、カタカナ、漢字」のことになります。
使う文字によって出来上がった文章の印象は大きく変わってくるのです。
たとえば、ひらがなばかりでかかれたぶんしょうではどうでしょう?
しょうがくせいのこくごのきょうかしょみたいになってしまいますね。
重い印象は受けませんが読みにくく幼稚な文章になります。
これをすべてカタカナでやってしまうと、もはや暗号のような物体になってしまいます。
そして、漢字の場合はどうなるでしょう?
薔薇、麒麟、憂鬱等の難解な漢字の羅列な重厚且つ圧迫感を感じます。
とても重い印象になりましたね。
人は文章を読むときに、まずは「視る」という行為から入ります。
そして、視覚的にはやはり明るい方が読もうとされるのです。
書いた文章を少し引いた位置から見て、どんな印象になるのか確認しましょう。
大切なのは、ストレスなく読める文章を書くことです。
- ひらがな→白。7~8割くらい使用
- カタカナ→アクセントに使用
- 漢字 →黒。2~3割の使用(むずかしい漢字はひらがなで書く)
句読点
文章を読みやすくする方法として、句読点の打ち方が重要です。
一文に1つの意味を持たせていても句読点を打たずに書くと途端に読みにくくなってしまいます。
どこで切るのか分からなくて、息継ぎも出来なくなりましたね。
基本的には、一文の中に読点(、)を1~2つ入れることで、読み手は一呼吸おけるようになります。
よほどの短文なら入れませんが、ボクは意識して入れるようにしています。
改行
これも大切なことですね。
小学校の作文などで、原稿用紙の使い方を習ったと思います。
そのときに、改行をしてはいけませんとボクは言われました。
先生にもよるのかも知れませんが、「改行をたくさんしなさい」とは習ってないはずです。
しかし、文章を読みやすくするために「改行」はとても有効な方法なんです。
文章を読みやすくするには、見た目の印象が「白」なほど良いという話がありましたね。仮に文字のバランスもよく、あまりむずかしい漢字も使わず書いているのに、とても重い印象があるのはなぜでしょうか?その理由は、文字自体の圧迫感を無くしていっても、上下または左右の距離が詰まっていると、人は閉塞感に似たストレスを感じてしまうためなのです。なので一文ごとのバランスを考えたなら、次は上下左右の空間も意識していくと読みやすさはアップしていきます。
同じ文章を改行して書きます。
文章を読みやすくするには、見た目の印象が「白」なほど良いという話がありましたね。
仮に文字のバランスもよく、あまりむずかしい漢字も使わず書いているのに、とても重い印象があるのはなぜでしょうか?
その理由は、文字自体の圧迫感を無くしていっても、上下または左右の距離が詰まっていると、人は閉塞感に似たストレスを感じてしまうためなのです。
なので一文ごとのバランスを考えたなら、次は上下左右の空間も意識していくと読みやすさはアップしていきます。
全然違いますね。
強調したい一文のときは、上下を2行くらい空けるのも有効です。
見た目の印象で読み手への伝わり方は変わります。
常に白い印象になるよう心がけましょう。
4.文章のつくり方
この段落では文章のつくり方、「文章構成」について書いていきます。
文章を書くときに考えるべき1つに構成というものがあります。
さきほど出てきたBBQの串を思い出してください。
構成というのは、串に刺さっている「たまねぎ」、「肉」、「なすび」、「ウインナー」などの並び方のことです。
実際のBBQでは自由に刺していきますが、文章構成は違います。
なぜなら同じような内容であったとしても、構成次第では全く伝わり方が変わってしまうからです。
そして、文章構成は主に以下のような流れになるので意識して組み立てましょう。
- 導入(結論)
- 本論
- 結論
導入(結論)
突然ですが、皆さんはネットサーフィンをしますか?
とくに目的もなく、サイトからサイトへぼんやりと眺めているのも楽しいですよね。
そのなかで「ん?なんか面白そう」と、初めて見たサイトを読んでいくことって有りますよね?
大して興味もなかったのに読み進めていくきっかけになったのは、冒頭の数行に惹かれたのではないでしょうか?
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人は気になるモノを目にした瞬間に、その先で得られる利益を欲しくなるのです。
余談ですがこれを「ベネフィット」と言います。
つまり、いかに読み手のしょうがく1ねんせいが読みたく(欲しく)なるような文章構成を作ることが大切なのです。
ネットサーフィンに話を戻しますが、何気なく訪れたサイトで貴方は「何かを得ようとしていない」状態でした。
すなわち、読者の椅子に座ってないのです。
具体的に説明しますと、本を買った貴方は冒頭部分の内容に関わらず、その本を読むでしょう。
映画館で上映が始まると少々つまらなくても最後まで席を立たないでしょう。
しかし、ふいに訪れたサイトでは下手をすると数秒で別のページへ行ってしまう。
それはどうしてか?
答えはカンタンで、
- 読もうとして買った本
- 観ようとして足を運んだ映画
つまり、「読者の椅子に座った」ということなのです。
人はどんなに有益な情報だとしても、自分が必要性を感じない限りは受け付けません。
読む気が失せるような分厚い専門書も、読んだ先に得られる利益を理解している人は読み進めていくのです。
構成でいう導入文は、読む気が無かったしょうがく1ねんせいを読む気にさせるための部分でないといけません。
- どんなことが得られるのか
- 何を知れるのか
- ワクワクすることがありそう
すなわち、文章構成の中で、最も大事な部分は「導入文」になるのです。
まずは、自分自身の興味が湧きそうな文章を書き、目の前のしょうがく1ねんせいを、貴方の椅子に座らせれば勝ちなのです。
皆さんは刑事コロンボや、古畑任三郎という推理ドラマをご存知でしょうか?
ボクは特に古畑任三郎が大好きで、必ず録画して何度も見ていました。
推理系のドラマや映画は、だいたい最後に犯人が分かるストーリーが多いですが、
古畑任三郎では、はじめの部分で犯人が分かってしまい、そのトリックや裏付けをとっていく構成になっていました。
この斬新な構成に、まだ学生だったボクはとても感動したのを覚えています。
はじめに「結論」を出すことで読者の興味を引き立て、先への期待を持たせることができます。
導入文ではしっかりと何が伝えたいのか、この記事では何を得れるのかの「結論」を書いてしまいましょう。
本論
導入文で、通りすがりの人を「読者」に変える事ができたなら、次は述べた結論に対する説明を行う「本論」です。
この本論では、具体的な話やデータ、実例などを加えながら、結論を裏付けする説明をする部分になります。
本論で述べる説明は、出来るだけ具体的な内容にすることで結論を際立たせて、読者を納得させることができます。
逆に言うと、曖昧な表現では結論に重みを持たせることはできないのです。
そして、
文章に必要なのは”美しさ”ではなく”正しさ”です。
”美しさ”というのは、人によって基準が変わってしまうので、小手先の慣れない技法を使ってキレイな文章を書こうとする必要はありません。
もちろん論理破綻してはいけませんが、むずかしい文法や言い回しなどではなく、文章像を「客観的」に見て”正しい文章”を書くように意識しましょう。
そして実例やデータなどを使って、結論の裏付けをとるのが本論で書くべき内容だということを覚えておきましょう。
結論
導入で読者に興味を持たせて結論を出し、本論で根拠を示した後に、最後はもう一度結論を書くことで記事を締めくくって納得させます。
文章構成での割合は
- 導入2割(インパクトで興味を惹く)
○○です。
- 本論6割(具体的な説明で根拠を示す)
なぜなら△△だから。
- 結論2割(たたみかけて納得させる)
だから○○なんです。
バランス的に良いのはこれくらいでしょうか。
結論の部分であまりダラダラと書かない方が読者は気持ちいいでしょう。
なぜなら、冒頭で結論を知り、本論で根拠を示された読者のアタマにはすでに、貴方が伝えたい答えが見えているからです。
結論部分は一番シンプルで良い・・・いや、シンプル”が”良いのです。
5.声に出す
文章が書けてもまだ安心してはいけません。
最後に大切なこと、「添削」(てんさく)が残っています。
どんなに思いがこもった記事でも「添削」をしないと大変なことになってしまいます。
必死に書いているときは気付かない誤字、脱字、論理破綻、接続詞の使い方、読みやすさなど、さまざまな修正が必要なのです。
具体的なやり方は単純で、「声に出して読む」です。
意味は解りますね?
黙読ではありませんよ。
「声に出す」のです。
黙読と音読では同じように思えて全く違います。
なぜなら人は何かの情報を脳に入れるとき、目より耳から入った言葉の方が正確に処理できるからです。
黙読では気付けないような言葉の繋がりや、違和感、聞こえの悪さなどが音読することで明確に解ります。
せっかく一生懸命に書き上げた文章なので、最後までキチンとしてあげましょう。
まとめ
さて、文章を書く基礎として初心者が気をつけることを説明してきました。
これからライターになりたい人、ライティング勉強中の人にとって1つでもプラスになったと感じてもらえれば嬉しいです。
これからもまだまだネット社会は加速していきます。
医療と同じく、世の中から無くならない仕事のライター。
しっかり基礎を身につけてライター業界で頑張っていけたらいいですね。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。